最初に設定を変えないでください。 INCOMPATIBLE REGION CODE、Invalid region、「対応していないリージョン」など、表示された文言をそのまま記録します。続けて、トレイに入れたディスクの種類、盤面またはケースのリージョン表示、再生機器の正確な型番、その機器を購入した地域を確認してください。この5点が分かれば、地域の不一致と一般的な読み取り不良を分けやすくなります。
まずディスクの種類を分ける
同じパッケージに複数のディスクが入っていても、リージョンの扱いが同じとは限りません。いまトレイに入っている1枚を確認します。
| ディスク | 確認する表示 | 判断するときの注意 |
|---|---|---|
| 通常のBlu-ray Disc | A、B、C、またはABC | Sonyの公式資料では、日本はRegion Aです。ABCは3地域で使用できる表示です。リージョン制限のない盤には表示がない場合もあります。 |
| Ultra HD Blu-ray | Ultra HD Blu-rayのロゴ | SonyはUHD Blu-rayディスク自体をA/B/Cの対象外と案内しています。ただし、機器がUHD Blu-rayに対応している必要があります。 |
| DVD | 数字のリージョン | Blu-rayのA/B/Cとは別の仕組みです。同梱DVDは個別に数字の表示を確認します。 |
UHD Blu-rayがリージョンA/B/Cの対象外でも、同じ箱に入った通常Blu-rayやDVDまで同じ条件になるわけではありません。また、「4K動画対応」のPCやドライブが物理UHD Blu-rayを読めるとは限りません。UHDディスクなら、先に4K Blu-rayプレーヤーの選び方で必要な機器を確認してください。
Region A環境で確認する順番
通常Blu-rayを日本向け環境で再生する場合は、次の順番で照合します。
- 盤面とパッケージにあるA、B、C、ABCの表示を確認する。
- 再生機器の取扱説明書またはメーカーの型番別サポートで、対応リージョンを確認する。
- 表示が一致しない場合は、それ以上設定を変えずに止める。
- 表示が一致する場合だけ、機器別の確認へ進む。
販売ページやユーザー作成のデータベースは手掛かりにはなりますが、別の国向け商品、再発売版、同梱盤が混ざる可能性があります。目の前の盤面・パッケージと、正確な機器型番の公式資料を優先してください。Sonyの案内では、標準Blu-rayの映画ディスクとプレーヤーのリージョンが一致しないときに INCOMPATIBLE REGION CODE が表示されます。Cannot Play Disc、No Disc、ドライブがOSに出ない症状を、同じ理由だと決めつけないことが重要です。
AまたはABCの輸入盤でも再生できない場合
日本向け機器では、AまたはABCの表示だけで再生を保証できません。Sony日本のサポート情報は、海外向けに販売されたBD-ROMの中に、リージョンがABCまたはAでも、日本向けとは異なる方式で記録されていて再生できないものがあると案内しています。
これは、すべての輸入盤やすべてのプレーヤーに共通する断定ではなく、Sony日本の該当サポート対象製品についての注意です。設定変更や回避策へ進まず、正確な機器型番の「再生できるディスク」条件、ディスクの発売地域、発売元の案内を確認してください。A/ABCの表示が合うのに失敗する場合は、地域不一致だけを原因と決めず、次の交差確認へ進みます。
再生機器ごとに確認する
家庭用Blu-rayプレーヤー
機器本体の背面、取扱説明書、メーカーの型番別ページで対応地域を確認します。通常Blu-rayの地域が一致しないなら、設定変更を繰り返しても正規の対応にはなりません。購入店の返品・交換条件を確認し、Region A版のディスク、対象地域に対応する正規プレーヤー、権利元の配信またはデジタル版を検討します。
ディスクとプレーヤーの表示が同じなのに地域エラーが続く場合、Sonyは該当モデルのファームウェア更新を確認するよう案内しています。使うのはメーカーが正確な型番向けに提供する公式ファームウェアだけです。更新で必ず直るとは限らないため、対象機種、注意事項、電源条件を読んでから判断してください。
PS4でCE-35489-9が出る場合
PlayStation公式は、PS4の CE-35489-9 を「ディスクの地域がサポートされていない」エラーとして案内し、そのディスクを再生するためにPS4側のリージョン設定を変更することはできないと説明しています。これはPS4とCE-35489-9に限る情報です。ほかのPlayStation機種や別のエラーコードにも同じ仕様があるとは扱いません。
このコードと地域不一致を確認できたら、設定探しを続けず、対応地域のディスクまたは正規の別視聴方法へ切り替えます。
Windows PCと外付けドライブ
まずWindowsが光学ドライブを認識し、通常Blu-rayを読み取れる構成か確認します。ドライブ自体がエクスプローラーやデバイスマネージャーに出ないなら、地域設定より先に外付けBlu-rayドライブが認識されないときを確認してください。ドライブは見えるが再生アプリの対応が不明なら、Windows 11でBlu-rayを再生する方法またはBlu-ray再生ソフトの選び方へ進みます。
PCでは、確認のためだけにドライブの地域を変更しないでください。CyberLinkのPowerDVD 18ヘルプには、PCのBlu-rayドライブのリージョン設定は最大5回まで変更でき、変更するたびに残り回数が減るとあります。これは旧版PowerDVD 18の資料であり、すべてのソフト、ドライブ、現行版に共通する回数ではありません。現在の設定、残り回数、適用条件は、本機の画面とドライブまたはソフトの公式サポートで確認します。
同じリージョンでも再生できないとき
盤面と機器の表示が一致しているなら、地域を何度も切り替える代わりに、条件を一つずつ変えます。
- 問題のディスクのタイトル、形式、地域表示、正確なエラーを記録する。
- 輸入BD-ROMなら、正確な機器型番の説明書で海外向けディスクや記録方式の条件を確認する。
- 元のプレーヤーで、これまで正常だった同じ形式・対応地域のディスクを試す。
- 問題のディスクを、その形式と地域に対応すると確認できた別のプレーヤーで試す。
- 元の機器だけで複数の対応ディスクが失敗するなら、型番別の公式更新とメーカーサポートを確認する。
- 1枚だけが複数の対応機器で失敗するなら、販売店または発売元へ交換条件を確認する。
2台目は、単に「Blu-ray対応」ではなく、対象ディスクの形式と地域に対応する機器を選びます。一度の成功や失敗だけで、その機種やソフトがすべてのディスクに対応すると結論づけることもできません。地域以外のエラーへ変わった場合は、Blu-rayが再生できないときの総合手順でディスク、ドライブ、ソフト、映像経路を切り分けます。
変更回数を使わずに止める目安
次のどれかに当てはまったら、試行を増やさずに正規の代替案またはサポートへ進みます。
- 通常Blu-rayと機器の地域表示が明確に一致しない
- PS4でCE-35489-9が表示され、ディスクの地域が非対応だと確認できた
- PCの地域変更回数が不明、少ない、または変更後の影響を確認できない
- 正確な型番向け公式ファームウェアがない、または更新条件を満たせない
- 問題の1枚が、形式と地域に対応する複数の機器で失敗する
選べる代替案は、対応地域で正規販売されたディスクへの交換、対応地域の正規プレーヤー、権利元が提供する配信・デジタル購入、販売店やメーカーへの相談です。
本サイトで案内しない方法
本サイトは、リージョン制限の解除、レジストリによる回数リセット、第三者による改造ファームウェア、DRM回避の手順を提供しません。また、特定のソフト、プレーヤー、ドライブ、ディスクを「永久にリージョンフリー」「全ディスク対応」とは保証しません。
この記事は2026年9月3日に下記の公式資料を照合して作成した診断ガイドです。当サイトでは、対象ディスク、家庭用プレーヤー、PS4、PC光学ドライブ、再生ソフトを組み合わせた実機試験は行っていません。